外壁塗装のポイント

外壁塗装のポイント

外壁塗装のポイント

こちらでは外壁塗装のポイントについて説明します。

綺麗でしっかりした外壁塗装をするにあたっていくつかのポイントがあります。通常塗装をする際重要な部分は綺麗なラインを出す為に真っ直ぐにテープを貼って直線を出していきますが単価が安くて手間を掛けられない…もしくわ手抜き業者等は適当にテープを貼って曲がりくねった塗装のラインになってしまいます。

ここをしっかりやるにはそれなりの技術及び手間が必要です。最終的に塗装が終わった後に曲がった場所があれば後からテープを貼り直して直線をだしたりもします

用途に合わせた塗料の希釈や塗り方、使用道具

用途に合わせた塗料の希釈や塗り方、使用道具

塗る物と素材の状態によって塗料の希釈や塗り方、道具を変えていきます。
塗装はただ塗れば良いと言うものではありません。塗り方ひとつで持ちや仕上がりが変わります。工法も刷毛塗り、ローラー塗り、吹き付け、コテ塗り等様々な塗り方があります、それによって仕上がりも全然違うものになります。

例えば破風板と言われる屋根の側面(雨どいの裏側)の木部に塗装する場合既存の状態がどういう状態なのか確認します。既存の塗装が既にベロベロに剥がれている場合であれば本来完全に旧塗膜を剥がすのが理想です。

その後木部用の下塗り材を使う業者さん等もいますが、長持ちさせるのであれば弱溶剤2液のウレタン塗料等でシンナーで多めに希釈をして薄く何度も塗り重ねていくかキシラデコール等の防腐塗料を何度か浸み込ませた後に防腐塗料の色とほぼ同色の弱溶剤2液のウレタン塗料等で薄く何回か塗り重ねるのが何十年の経験上一番確実です。

使う道具に関しても安く上げようと言う業者さんや手抜き業者は2種類位のローラーしか使わずに施工してしまう業者さん等も沢山います。外壁の塗装だけでも本来4種類以上刷毛やローラー付帯部の塗装でも本来4種類以上の刷毛やローラーが必要になってきます。

こういった副資材や道具もピンキリで余りにも安い物はローラーの毛が沢山付いてしまったり仕上がりにも影響しますので綺麗に仕上げるにはそれなりの値段のする道具と道具の種類、技術と知恵が必要になってきます。

塗料の選定と塗布量及び下地処理

塗料の選定と塗布量及び下地処理

一番難しいのが塗料の選定です。

一概に一般住宅の外壁にどんな塗料でも塗れるかと言ったらそうではありません。良くある話がハウスメーカーの営業マンやリフォーム屋の営業マンがこれはいい塗料だからと進めたらその屋根や外壁には合わない塗料で施工されその後すぐ剥がれてきたなんて話をたまに聞きます。
結局の処ある程度の現場経験と材料知識がないと塗装は例え一級建築士であろうと提案に失敗してしまいます。

 

なのでまずは初めに外壁、屋根の素材をしっかり確認します。
次に外壁、屋根の傷み具合を時間を掛けて確認します。この段階で使える塗料と使えない塗料が出てきます。その他に施主様が求めている機能や要望や予算で使用塗料や工法が全然変わりますし、周囲の環境や立地条件、配色や塗料の質感等でも仕様を変えなければいけない場合もあるのでそう言った物をトータルで考えていかなくてはいけません。塗装のポイントで最も肝心なのが下地処理や下地調整です。

ここがしっかりしていないとどんなに良い塗料を塗っても剝がれてしまいます。偶に不動産屋やリフォーム屋等の仕事で洗浄もせずに一回塗で終わらせる業者さんもいるみたいですが値段は安く出来るんでしょうがはっきり言って仕上がりも酷いし持ちません。安いからと言ってやったは良いけど3年後にまた足場を掛けて塗りなおさなくてはいけなくなってしまったなんて言ったら本末転倒です。なのでせっかく足場を立てるのであればしっかりした下地処理を行うことが大事になります。

まず現場により様々ですが高圧洗浄でしっかり汚れや旧塗膜を落とします。それでも落ちなければケレンや(目粗し)染み抜き等していきます。苔や藻等多ければ場合によってバイオ洗浄剤等も使います。

その後に先ほどの素材の確認と傷み具合でどの下塗りを選ぶか選定していき、どういった下地補修をすれば最善かを考えます。塗料の塗布量についても大変重要な部分です。通常メーカー仕様通りに行けば何も問題は有りませんが現場によって本当に様々です。外壁や屋根に凹凸が多ければ通常の倍材料がかかる場合も有りますし素材が傷んでいてもやはり倍以上掛かる場合もあります。

しかし単純に塗りたくれば良いのかと言えばそうでもなくて膜厚を付けずに最低膜厚を保って仕上げなくてはいけなかったりもします。特に日本では四季がある為、長年の四季に対応した国産塗料を基本は使用する事をお勧めします。季節によっても場合によっては希釈するシンナーを夏用や冬用に替えたりしなくてはいけませんし作業手順や塗り方も季節によって変えていかないといけないのでその辺をしっかり熟知している業者に依頼する事をお勧めします。

色選びのポイント

色選びのポイント

 

塗り替えの色選びにはいくつかのポイントがあります。
まず住宅の場合既存のサッシは基本的に塗り替えない為サッシの色に合わせて変じゃない色が基本になります。その他に周囲の環境に合わせた色使い等トータル的に考えていく事も時には必要な場合が有ります。それ以外には色と色の相性と言う物があります。

例えば1階と2階で色を変える場合等セパレーション(1階と2階の色の間に調和の取れる色を入れる)を取り入れたり、補色(1階と真逆の色)を取り入れる事により調和の取れた色使いになったりします。その他にはポイントで一部分色替えしたり、ポイントで色違いのラインを入れたりしてイメージを変える方法などもあります。

当社では塗り替えシミュレーションも行っているので是非色決めの際にはご活用ください。