台風などで雨漏りした場合、火災保険は適用されるのか?

火災保険について

火災保険とは損害保険の一つで建物や建物内に収納された物品の火災や風水害による損害を補う、又は補助する保険です。

火災保険が適用される条件

火災保険に加入している建物が火災や風水害によって被害にあった場合、調査によって一定の損傷が確認で、被害状況を確認できる写真や資料、業者の見積書が有り、なおかつ保険会社が設定している免責額を超えている場合、損害保険会社に被害申請を提出して被害状況資料及び見積書の妥当性が確認された場合適用になります。※(近年悪徳会社や悪質な一般消費者により被害をでっちあげたり高すぎる見積書を書いたりするケースが増えてきている為妥当性の無い資料や見積書だと保険金が降りない、もしくは自然災害であっても全額降りないケース等があります。)

風災 

例:強風でカーポート屋根が飛ばされてしまった(免責額20万 カーポート屋根修理見積り額25万→適用)

雪災 

例:大雪で屋根に積った雪が重みで落ちてきて軒樋が重みで変形、破損してしまった(免責額10万 軒樋交換見積もり50万→適用)

雹災 

例:大粒の雹が降ってきてコロニアル屋根や雨樋、カーポート屋根に穴が開いてしまった(免責額0万 自然災害修繕見積り170万→適用)

台風による被害

例:大型台風で屋根が飛ばされ雨漏りし、部屋の天井や壁、床が水浸しになり家財も使えなくなってしまった(免責額20万 台風被害修繕見積り900万→適用)
補足:雨漏りの被害はあくまでも自然災害が起因による破損部からの雨漏りしか認められません。

地震 

例:地震によって外壁及び基礎がひび割れを起こしズレてしまった(地震保険と火災保険がセットもしくは別で地震保険に入っている場合は適用、火災保険のみしか入ってない場合は適用不可)

水災

例:大雨や洪水、雨による土砂崩れで床上浸水になり家の土台や畳等がカビや泥だらけになってしまった(火災保険の水災補償に入っていて保険価額に対して30%以上の被害を受けていれば適用になります。)床下浸水の場合でも地盤面から45cmを超える浸水の場合は適用になります。)

 

火災保険が適用されない条件

①新築時等の初期不良

新築を建てた後などの初期不良等は火災保険適用外です。しかし瑕疵保険という家を建ててから10年間強制的に法律で入る事になっている保険を使って修繕を出来るケースがあります。詳しくは家を建てた建設会社に相談する事をお勧めします。 

②リフォーム時の不良

リフォーム会社等でリフォーム後、不具合が起きた場合等は火災保険適用外です。施工したリフォーム会社に相談する事をお勧めします。

③経年劣化

経年劣化による雨漏りやひび割れ、腐食などは火災保険適用外です。経年劣化か自然災害か分からない場合は火災保険工事対応している専門業者に一度ご相談ください。

④故意による破損

自分、もしくは他者等が破損させた被害等は火災保険適用外です。近年悪質な業者や一般消費者がこの様な保険詐欺の様な事をしていますが傷の新しさや傷の角度、場所等、保険会社の鑑定人が来て調査する事もあるので不自然な被害は保険適用になりません。くれぐれもそういった行為はやめましょう。

 

火災保険の支払い限度額はいくら?

入っている火災保険の内容により違いますが基本的には保険金額と書いてある金額が限度額になります。県民共済や全労済などの火災保険は保険料は安いですが大して保険金が降りなかったり、ちゃんとした損害保険会社の火災保険に入っていても築年数が古い場合などは評価額が落ちて十分な保険金が降りない場合があります。

火災保険の申請方法及びその後の流れ

①加入している火災保険の確認

まず、自然災害にあって被害部分を確認したら自分の入っている火災保険証券を確認して条件が一致しているか調べます。一致していたら火災保険証券に書いてある問い合わせ先に電話して被害申請書類を郵送で送って貰います。分からない方は火災保険証券に書いてあるお問い合わせ番号、もしくは火災保険を入っている保険会社の営業マンに連絡して状況を説明して自分の家が該当するか確認してもらい手続きの流れを聞いて被害申請書類を送って貰います。

②調査、見積り

次に確認出来たら自分で被害部分及び全体写真を写真撮影するか、火災保険工事対応しているリフォーム会社を探して調査、見積り依頼をお願いします。

③書類作成と郵送

火災保険会社の被害申請書類とリフォーム会社の見積書や資料が届いたらまとめて火災保険会社に郵送で送ります。

④工事日程等を決める

早ければ1週間、自然災害等で込み合っていると3か月ほどかかる場合もありますが火災保険会社から申請の結果連絡が来ます。火災保険会社から連絡が来て保険適用になったら見積り依頼をしたリフォーム会社に保険金額を振り込むか自分の口座に保険金額を振り込むか選択して工事日程等決めていきます。

6.まとめ

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まだまだ火災保険がどういう保険なのか、火災以外の災害にも使える事を知らない方々が世の中に沢山いらっしゃいます。自分の家が災害にあっている事すら気ずいてない方も沢山いらっしゃいます。(そんな方たちの為に今ではドローンを活用した無料調査を実地している火災保険対応したリフォーム会社等も存在しています。)詳しく無料ドローン調査について知りたい方はこちら

 

そこで火災保険を使う際には保険金の降り易い撮影の仕方や資料の作り方、見積りの作り方等が重要になってきます。こういう事を知らない業者だと降りる保険も降りなかったりします。ですがこの辺りは長年火災保険対応工事を沢山経験している業者でないとノウハウが分からないのです。そんな火災保険を降り易くする為に詳しく知りたい方はこちら

近年世界的に自然災害は温暖化等の影響で増え続ける傾向にあります。そこで火災保険による損害の補填は必須になっていく時代だと思います。2021年に各損害保険会社が火災保険料の見直しを行いました。今後も自然災害が増えればもっと火災保険料が値上がりする可能性もありますので早めに火災保険に入られてない方は今後のリスクに備えて入る事をお勧めします。そこでどういう火災保険を選べばいいか知りたい方はこちら

最後に自然災害で被害に遭えば何度でも火災保険を使用できますが、災害が起きてから火災保険を使える年数は3年以内になりますので早目の火災保険会社と火災保険対応のリフォーム会社に連絡をお勧めします。

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