皆さま こんにちは!
木更津市・君津市・袖ヶ浦市の
外壁塗装専門店 キリンテックです!
外壁材にも様々な種類・色・模様を扱える材料があります。
本日はその中でも打ちっぱなし感満載のALCについてお話します。
ALCパネルとは
ALCはスウェーデン発症の商材。
高温高圧蒸気養生でつくられる軽量気泡コンクリート(Autoclaved Lightweight aerated Concrete)のことで、
珪石・セメント・生石灰・アルミニウム粉末を主原料としています。
板状に成形したものは「ALCパネル」と呼ばれ、外壁用や間仕切壁用、
屋根用、床板などがあり、幅広く使用される建材です。
ALCのメリット
〇耐久性が高い
ALC外壁は、木繊維やパルプ材といった有機物が含まれておらず、熱や乾燥に強い特性があります。
そのため、一般的なコンクリートのようにひび割れや反りが起こりにくく、経年劣化の心配がいりません。
〇断熱性が高い
ALC外壁は室内の温度を一定に保つ断熱性があり、熱伝導率は一般的なコンクリートの10%です。
室内にある空気中の水分量をコントロールして湿気や結露の発生を抑えるため、季節を問わず快適に過ごすことが可能です。
夏は涼しく冬は暖かいので、エアコンや暖房器具などの光熱費の節約にもつながります。
〇遮音性が高い
ALC外壁の無数の気泡と厚みが音を吸収し、防音効果があります。
防壁材として新幹線のホームや自動車、電車などの騒音対策にも採用されています。
〇自然災害に強い
ALC外壁の重量は、一般的なコンクリートの約1/4と軽量です。
建物へかかる負担が小さいため、安全面で期待ができる建材です。
〇防耐火性に優れている
ALC外壁は珪石、セメント、生石灰などが主な原料です。これらは無機質のため炎や熱に強く、燃えにくい性質があります。
近隣に燃え移るリスクを軽減し、炎の広がりを抑制する効果が期待できます
ALCのデメリット
〇吸水性が高いため防水塗装が必要
ALC外壁の主原料はセメントであり、穴が無数にあいた多孔構造なので防水性がありません。
スポンジのように水を吸収するため、気泡内に水が入ると膨張し、ひび割れなどを起こします。
特に寒冷地などでは、吸水した水が凍り、剥がれ落ちてしまうこともあります。
防水処理をしっかり施し、防水性の高い塗料を使用することでデメリットを補うことができます。
〇パネル同士のつなぎ目が多い
ALC外壁パネルは塗り壁とは違って、建物に取り付けていく外壁材で、他の外壁材より小さめに規格されています。
そのため、他の外壁材よりつなぎ目が多くなります。
また、パネル同士をつなぐために使用されるシーリング材は、経年劣化によって隙間を発生させます
この隙間から水が浸透するため、つなぎ目が多ければ多いほど浸透リスクが高まります。
そのため、こまめなシーリング材の補修や定期点検が必要となります。
〇衝撃には弱くもろい
ALC外壁は、耐久性も高く、地震などの全体的な揺れに対しては強いですが
物がぶつかるなどの一点型の衝撃には弱く、破損しやすい建材でもあります。
〇価格が高い
ALC外壁は他の外壁材より少し価格が高いです。
ALC外壁は、耐久性が高く経年劣化しにくい特徴がありますが、「水に弱い」点に注意が必要です。
点検を怠ると、建物の内部まで劣化が進むだけでなく、修復にも多額の費用がかかる可能性があります。
こまめな点検を定期的に行い、その都度、補修しながら建物自体の価値を維持させるとよいでしょう。
最後までお読みいただきましてありがとうございます。
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